槌目の加工を施した、プラチナとピンクゴールドの結婚指輪
2022.05.25 更新 カテゴリ:BLOG
槌目の加工を施した、プラチナとピンクゴールドの結婚指輪
きっちりと角のたった平打ちに、丁寧に槌目模様を打ち込みました。
槌目とは、金槌で打ち付けつけてつける加工のことです。
でこぼことした、ちょっぴり個性的な表情が魅力的。
扱う金槌の大きさやアールのとりかた、金槌の面の磨き方、
こめる力の加減などでも見せる表情ががらりと変わります。
もちろん扱う金槌は私が削り、磨いて作り出したもの♪
お二人が選んだ槌目は、細かく小さな槌目模様。
面が小さめの金槌でリズムよく打ち付けます。
メンズリングはプラチナでスタイリッシュな雰囲気。
槌目模様はマットに仕上げるとはっきりとよく見えます。
レディースリングはピンクゴールドにダイヤモンドをお留めしました。
3ピースの大きさとバランスにもこだわりました。
たっぷりとしたボリューム感と槌目模様で、アンティーク品のように存在感のある素敵なふたつに仕上がりました。
MARI Jewelry 多田真梨子
プラチナとピンクゴールド二つの地金を組み合わせた結婚指輪
Instagramでメビウスの輪がモチーフのデザインを気に入ってくれていた、埼玉県からいらしたお二人。
実際にサンプルリングを指に通してみて、更にこのデザインを気に入ってくれました♪
とっても個性的でおしゃれなのが、レディースリングのプラチナとピンクゴールド二つの地金を使ったところ。
どちらのお色味も気に入っていらっしゃたので、思い切って二つどちらも組み合わせてみよう!というオーダーになりました。
結婚指輪というイメージと憧れからプラチナもいいし、
でも圧倒的に好みはピンクゴールド、という感じで悩まれていましたね。
二つを組み合わせることで、プラチナの硬質な感じが和らぎ女性らしいまるみのある素敵な仕上がりになったと思います。
ダイヤモンドを飾って、華やかさもプラスされました。
メンズリングはキリリと洗練された印象のプラチナに、ちょっぴりスパイスとしてダイヤモンドダスト加工を施しました。
ダイヤモンドとは違ったきらめきがどこか遊び心も感じて、上品さとラフさがちょうどいいバランスです。
ご納品には、お打ち合わせの際にはまだお腹の中にいたお子さまと一緒に♪
軽井沢の小さなアトリエで過ごしたひと時が、家族の素敵な思い出のひとつとなっていましたら幸せです。
MARI Jewelry 多田真梨子
やわらかな形が特徴の結婚指輪
遠方、なんと山口県からマリジュエリーにいらっしゃるために長野までお越しいただいたお二人!
軽井沢の小さな私のアトリエで気に入ってくれたのは、やわらかなゆらぎが特徴の結婚指輪でした。
Instagramをよく見てくださっていて、欲しいイメージをしっかり持ちながらアトリエへいらしてくださいましたね。
お二人とも地金はプラチナ
仕上がりはマットと鏡面仕上げでそれぞれお気に入りの仕上げをお選びになりました。
メンズリングは厚みにもこだわりがあって、ぽってりと厚くなりすぎないようスマートにお仕立て。
仕上げはヘアライン仕上げというやわらかな光沢感の残る、マット仕上げです。
レディースリングは幅にはこだわりが!
ゆらぎのある形なので幅は太いところがあったり細いところがあるのですが、一番太い箇所は2.5ミリを超えないように細密にお仕立てしました。
ダイヤモンドを3ピースお留めして華やかな印象です。
指輪の内側には素敵なメッセージが。
これまでと、これからを共に歩んでくれるパートナーへの感謝の気持ちを刻んでいます。
思いやりにあふれた素敵なお二人の結婚指輪を制作できたこと、本当に幸せす!
MARI Jewelry 多田真梨子